■ 大人のブラック
先月行われたフランス映画祭の代表団団長として挨拶をした、キャロル・ブーケさん。「日本の映画はよく観ます」と話し、彼女は日本の文化が好きなのだそう。『欲望のあいまいな対象』、『007/ユア・アイズ・オンリー』などの映画だけでなく、シャネルの専属モデルとしてもご存知の方も多いのではないでしょうか。
目の覚めるような真っ赤のコートを着て会場に現れサッと脱ぐと、靴やバックの小物まですべてブラックで統一。食べ物を黒い器に盛ると色が映えて美味しそうに見えるように、黒を身につけることで愛らしい笑顔と素敵なアクセサリーが際立っていた。
失礼ながら、資料を見ていて彼女の年齢に驚いてしまった。1957年生まれだなのだ。計算間違いかと電卓を出してしまったのですが、そう、もうちょっとで半世紀!そこで、写真をもう一度よーく見てみてください。まず引き締まったスタイルにもビックリなのですが、トップが透ける素材で黒いアンダーウエアが見えるようになっているんですよ。
フォーマルな場所ではついつい黒で逃げてしまいがち。わたしもこの日は黒のスーツを着ていたし、周りにも同じような人が多かった。でも彼女はちょっと違う。“無難な黒”ではなく“攻めのブラック”だったのです。大人の女性だからこそできるさりげなく華やかなブラック、あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回の映画祭でオープニング作品にもなった『ハウス・ウォーミング!』は、キャロルさんが主演を努めている。フランスらしいコメディで、ありえないことの連続に思わずプッと噴出してしまうはず。女弁護士役の彼女のキャリアファッションにもぜひ注目しながら観て欲しい。
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